長きにわたり埼玉県和光市新倉の地で愛され続けてきたお寿司屋さん、「太郎寿司」が、この10月末をもって暖簾を下ろします。創業から53年にわたり、地域住民の食卓を支えてきた名店の閉店に足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
場所

太郎寿司さんは新倉小学校から大正通りを和光市駅方面に進んだ場所にあります。どろんこ保育園さんやリトルベアーさんの並びにあります。
お店
外観


「江戸前 うなぎ 天ぷら 太郎寿司」の看板が出ています。建物の裏に駐車場もあります。
「太郎寿司」は、半世紀以上にわたり、地元和光市新倉で営業を続けてきました。敷居の高いイメージを持たれがちなお寿司屋さんでありながら、店内はアットホームで温かい雰囲気に包まれ、ご家族連れや友人同士が気軽に利用できる、まさに「地元に根ざしたお寿司屋さん」として親しまれてきました。

店内


店内には地域のスポーツチーム「新倉フェニックス」や「FC新倉エイトワン」のポスターが貼ってあります。また、著名人のサインも飾ってありました。


店内はカウンター席と座敷(掘りごたつ式)があり、2階には座敷もあるので宴会も開くことができます。

大将の佐野さんです。新倉後で53年にわたりお寿司を握られてきましたが、ご年齢もあり、2025年10月末で太郎寿司新倉本店には幕を下ろすそうです。
メニュー


ランチメニューは全て1,200円で、にぎりや海鮮丼、山かけ丼など5種類が用意されています。

ランチ以外でも並寿司1,100円で食べられ、特上寿司でも2,200円となっています。店長の目利きにより、浦和市場などから仕入れられる四季折々の旬の魚介を使用しているにも関わらず、この値段はとてもありがたいです。
にぎり1,200円

こちらがランチのにぎり1,200円です。寿司が9貫とサラダに豆腐、しじみ汁がついてこの値段はリーズナブルすぎます。

一つ一つ大将が丁寧に握って下さり、本格的なお寿司が堪能できます。創業以来、日本の伝統を守りながら「本物のおいしいすし」を追求し続けているそうです。


豆腐は豆腐屋さんから直接仕入れた出来立ての豆乳と、石垣島から仕入れた天然のにがりを使用してお店で作っているそうです。もっちりとした食感で、ゴマダレとよく合います。

お味噌汁はしじみのスープです。

魚は浦和の市場から仕入れているそうです。この日は最高のマグロが入ったそうで、身がしっとりとしていてうまみの詰まった上質の赤身でした。

イカも噛みしめるごとに、上品で澄んだ甘みが口いっぱいに広がります。
とっても美味しかったです。
10月末までの営業となりますが、みなさんも足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
太郎寿司



| 名称 | 太郎寿司本店 |
| 創業 | 1972年頃 |
| 住所 | 〒351-0115 埼玉県和光市新倉2丁目5−13 |
| 電話番号 | 0484638644 |
| 営業時間 | 11時30分~22時00分 |
| 休業日 | 火曜日、水曜日 |
| リンク | 太郎寿司ホームページ |
おまけ 太郎寿司ニューヨーク店

太郎寿司の大将のご子息はニューヨークで太郎寿司ニューヨーク店を出されていました。ニューヨークでは本場の日本の寿司が食べられるお店として人気を博していたそうです。ただ、コロナ禍もあり現在ではニューヨーク店は残念ながら閉めることになり、現在は日本でお寿司を握ってらっしゃるそうです。


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