2025年10月17日夕方、埼玉県和光市下新倉と白子の境を走る県道で、キックボードに乗っていた小学生の女児(10歳)が乗用車にはねられ、意識不明の重体となる事故が発生しました。


場所は下新倉5丁目と白子4丁目の境となる芝宮通りになります。

水道道路へと続くこの県道は、大型トラックを含む車両が頻繁に行き交う交通の要衝であり、その構造上、車両が速度を出しやすいという特徴を併せ持っています。
しかし、その周辺は一戸建てやマンションが立ち並ぶ住宅街であり、下新倉小学校や三園小学校、白子小学校が近接する、まさに子どもたちの生活の場です。日中、無邪気な声が響く生活圏と、交通という機能が鋭く対立している現状があります。

今回の痛ましい事故は、生活道路としての安全性が何よりも求められる場所へ、幹線道路としての機能が深く入り込むことの根源的な矛盾と、それに伴う危険性が深刻な形で露呈したことを示しています。これは、地域全体の交通安全体制を見直す必要性を訴えかける、重い警鐘であると言えるかもしれません。


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