【2026年最新】さらばロッテリア。ゼンショーが仕掛ける「ゼッテリア」への全店転換とバーガー激戦区の行方

和光

2026年2月9日、和光イトーヨーカドー内のロッテリアが一時閉店します。わずか数日の改装を経て、2月中旬にオープンするのは新ブランド「ゼッテリア(ZETTERIA)」。

これは単なる一店舗のリニューアルではありません。2023年に「すき家」や「はま寿司」を擁する外食王者・ゼンショーホールディングスがロッテリアを買収して以来、水面下で進めてきた「ハンバーガー帝国再編」の始まりです。

54年の歴史に幕。「ロッテリア」から「ゼッテリア」へ

2026年1月21日、ゼンショーHDは衝撃的な方針を打ち出しました。「2026年3月末までに国内のロッテリア全店を閉店し、順次ゼッテリアへ転換する」。1972年の誕生から54年、慣れ親しんだ屋号が日本から完全に姿を消すことになります。

なぜ、ブランドを捨てるのか?

板橋区内で唯一のロッテリアは2025年10月にゼッテリアに。
  • 「絶品」を軸にした再構築: 看板商品「絶品チーズバーガー」の「絶(ゼ)」と、カフェテリアの「テリア」を融合。旧来のブランドイメージを刷新し、「こだわりのバーガーが食べられるカフェ」へと脱皮します。
  • 「脱・ロッテ」による効率化: これまでロッテグループの制約があった調達ルートを、ゼンショーが持つ世界規模の網に統合。牛肉の仕入れを「すき家」と共通化するなど、圧倒的なコスト競争力を手に入れます。
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狙うは「マクドナルド」と「モス」の隙間

ゼッテリアが狙うのは、既存の2強がカバーしきれていない「空白地帯」です。

特徴マクドナルドゼッテリアモスバーガー
ポジション安さ・スピード・回転タイパ×居心地(カフェ型)品質・スローフード
提供スピード最速(作り置き・効率重視)中速(ロッテリアのノウハウ)低速(注文後調理)
滞在価値短時間の食事中心コンセント完備・カフェ需要落ち着いた食事空間

マクドナルドほど慌ただしくなく、モスバーガーほど待たされない。さらに電源やWi-Fiを完備し、「仕事や休憩もできる生活インフラ」としてのポジションで差別化を図っています。

忍び寄る「黒船」バーガーキングとの3位争い

成増のバーガーキング。

ゼンショーがブランド転換を急ぐ背景には、猛追するバーガーキングの存在があります。

  • 店舗数の逆転: 長らく業界4位だったロッテリアですが、2025年に店舗数でバーガーキングに抜かれ5位に転落。
  • 「肉」のバーガーキング vs 「カフェ」のゼッテリア: 直火焼きパティの熱狂的ファンを持つバーガーキングに対し、ゼンショーは「日常の利便性」と「多店舗展開の力」で対抗します。バーガーキングが2028年までに600店舗を目指す中、ゼッテリアもゼンショーの資本力で全国展開を急いでいます。
バーガーキングがオープン予定の高島平のメトロエム(とうきゅう)。
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展望:外食王者が描く「バーガー帝国の逆襲」

電源も豊富な店内。

ゼンショーの最終目標は、国内首位・マクドナルドの牙城を脅かすことかもしれません。 和光イトーヨーカドー店のようなショッピングセンター店舗は、ファミリー層からビジネス層まで幅広い客層に「新生・ゼッテリア」を印象づける絶好の拠点となります。

長年愛されたロッテリアのエビバーガーやリブサンドの魂は、ゼッテリアにどう受け継がれていくのか。そして「カフェ型バーガー」という新たな選択肢は消費者に受け入れられるのか。2026年、ハンバーガー業界の勢力図はかつてないスピードで塗り替えられています。

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